色々な種類がある警報付き風向風速計を用途別に紹介

風速は人が安全に活動する上で非常に重要な要素です。普段の生活では風が強くても弱くても別段気にならないかもしれませんが、時と場合によっては風速が命に関わることもあるので正確な計測が求められます。風速というと風のスピードだけというイメージがあるかもしれませんが、実はベクトルなどが複雑に絡み合っており、精度の高い風速計を用意することが大切です。日本では気象業務法を始めとした各種法律によって定められており、公共的な気象観測では検定に合格したものを使用しています。個人や企業で使用する場合であっても、出来るだけその精度に近いものを選ぶことをおすすめします。また、警報機が付いていると万が一の危機の際には知らせてくれるので安心です。特に企業で扱う風速計は従業員の安全を守るためにも警報の重要性が高いと言えます。

シンプルな作りで持ち運びやすい風杯型風速計

オーソドックスな風速計の1つが風杯型風速計です。これは垂直な回転軸の周りに4個程度の半球殻や円錐殼の風杯と呼ばれる歯を風車状に配置したものです。風が当てることによって回転して風速をカウントします。設置場所を問わない柔軟性が魅力ですが、風向風速を同時に測ることができず、風向を測りたい場合は別に風向計を設置する必要があります。昨今では手持ち式のものが増えており、その場合は風杯を3つにしたコンパクトなものが増えています。工事現場ではこの風杯型風速計がよく設置されており、三脚が付いているものもあります。古くからある風速計のタイプですが、その利便性や安定性などは非常に高く、今尚活用されています。比較的に安価で販売されていることも嬉しいポイントと言えます。

超音波の力でより精度の高い観測を実現

最近、高い精度が評判となっているのが超音波式風速計です。この風速計は超音波の伝達時間を計測することによって、風速を測る機器です。超音波を活用していることから、詳細なデータを得ることが可能であり、誤差が少ないのも特徴です。気温や気圧によって音速は変化しますが、超音波式風速計ではそのことを踏まえ、誤差を相殺できる仕組みが組み込まれています。風向風速を同時に測れるだけでなく、警報機の精度も折り紙つきですが、外部の雑音にやや弱いのが弱点です。そこで三次元超音波風向風速計が開発されました。この風速計ではそれまで正確に測ることの難しかった上下方向の風速まで測ることが出来るようになりました。安全や安心を守るための警報機の精度も高まっており、広く使用されている風速計です。