警報付き風向風速計を購入した後に気をつけたいこと

警報付き風向風速計は、設定値をセットすれば環境の変化に応じて内容ブザーが作動し、危険を察知できる機能を持ちます。設定は瞬間値と平均値の表示切替を設置現場に応じて行うことができ、外部出力を利用することで様々な制御が可能となります。機器は、主に安全管理上の測定に用いられており、ゴルフ練習場やスキー場リフト、ロープウェイ、クレーン作業・高所作業など、多くのシーンで利用されています。購入をした場合には、観測環境を考慮した上で設置をする必要があり、機器に適した設置をすることで正確なデータを入手することができるようになります。また、利用においては簡単な動作点検方法も理解しておく必要があり、確認をすることで不具合等に迅速に対処をすることができます。

考慮が必要となる設置の観測環境について

警報付き風向風速計の設置では、適した観測環境を選ぶ必要があります。標準としては、平らに開けた場所に独立した塔や支柱を建て、地上10mの高さへの設置がありますが、実際の現場においてはこのような環境に設置をすることは難しいことがほとんどとなっています。設置における考慮点としては、まず、高い樹木や建物からの影響が少ない場所を選ぶ必要があり、通常設置においては、最寄りの建物や樹木からその高さの10倍以上の距離を置いて行われています。また、開けた場所の確保が困難な場合には、地面から測風塔を建てたり屋上に設置台や支柱を設けることで設置が行われますが、この場合、機器自体は設置台から2m以上高い位置に設ける必要があります。できるだけ離すことで風の乱れによる影響を避ける事ができます。警報付き風向風速計は、機器の持つ機能から寒冷地でも広く利用されています。ここでは回転軸が着雪や着氷で凍結しないように対策を講じる必要があり、1例としては、赤外線ランプの光を測器に照射し、熱する方法が取られるケースもあります。

設置で押さえておきたい誤作動について

警報付き風向風速計は、機器自体が測定の変化を知られてくれるという優れた機能を持ちますが、誤作動には注意が必要になります。まず、設置においては方位と水平を確認することが大切になります。実際の確認においては、正確な地図、南中時刻における太陽の方向、方位磁石などを用いられており、ここでは、取付台の水平もしっかりと確認をする必要があります。機器自体の誤作動とはならないものの、設置に関しては高さによる風速の変化を理解しておくことも必要となります。風は、通常地面の摩擦を受けるために、一般的には上空では強く、地表に近づくにつれて弱くなる性質があります。そのために同じ場所であっても高さによっては値が異なることになり、仮に異常が出たとしても、ここではデータの取扱いには注意が必要となります。誤作動に関しては、機器自体の故障が原因となる場合もあり、購入をした後では、動作点検は重要な作業の1つになります。通常目視での確認においては、世界的に知られているビューフォート風力階級表が利用されており、目視で観測した風力を風速に換算することで風速をある程度推定することができます。